身体障害と知的障害

身体障害と知的障害

 障害者の性処理を考える場合、障害者には身体障害と知的障害の二種類があることを念頭においておかねばなりません。

 同じ障害者であってもこの二つを一くくりにはできません。身体障害者の方の場合には、前出した“ホワイトハンズ”などを利用することができますが、知的障害者の方は利用することができません。

 要するに、身体障害者の方は正常な判断ができるのですが、知的障害者の方にはその判断ができない方が多いこと。もっと平たく言えば、身体障害者の方は自分の気持ちを伝える能力があるが、知的障害者の方はその能力が無いことです。

 ですから知的障害者の方の場合、本当にその人が性処理を望んでいるのかどうかが正確には判断できないわけです。

 仮に身内の方が、「性処理を望んでいるからやって欲しい」と言われても、介助する側にはその意志が本人からは伝わってはいないわけで、穿った見方をするならば虐待ともとられかねないという危険性が潜んでいるのです。