お葬式のマナー 参列者側の流れと手順

 お葬式は突然訪れてしまう不足の事態です。故人の冥福を祈る儀式なのですが、やはりそこには、マナーやしきたりがあります。

 突然の訃報にも慌てる事がないようにマナーやしきたりはしっかり心得ておきたいものです。

 また、喪服がクリーニング屋さんに預けっぱなしだったなどということがないよう、普段から用意をしておきましょう。

訃報の知らせを受けた時

 まず、遺族の気持ちを考え、「ご愁傷様でございます」「お悔やみ申し上げます」と心を込めてお悔やみの言葉を述べましょう。

 その段階ではまだ決まっていないかと思いますが、もし通夜や葬儀の日時と場所(斎場)などが決まっていたらしっかりと記録する。

 まだ決定していない場合は、決定次第連絡もらえるようにお願いしましょう。

弔問

 訃報が親しい間柄の人であった場合、時間や都合が許す限り、すぐに駆けつけてあげましょう。

 また、親しい人であれば、お手伝いなどを申し出るのもいいでしょう。

 このときに気を付けたいことは、派手な服装であったり、いきなり喪服で行くようなことがないようにしましょう。

 また、この段階では香典も必要ありませんので気を付けましょう。

お通夜

 葬儀の服装は、黒を主体にすることは言うまでもありませんが、お通夜での服装は必ずしも黒でなくても地味なグレーや濃紺などでも構いません。

 お通夜とは本来、とりあえず駆けつけるというものなのですから…。

 しかし昨今は、お通夜にも喪服で参列する人が、多くなっているような傾向にあります。

 お通夜の開始10分前には受け付けを済ませるように余裕をもって出かけるようにしましょう。

 受付で係の人にお悔やみの言葉を述べ、記帳して香典を差し出します。

 もし、葬儀や告別式に出席できないので、お通夜に出向いた場合は、僧侶の読経が終わったらすぐに退席するのが一般的となっています。

お線香をあげるとき

 お通夜で行われるのは線香焼香です。

 日ごろ、家庭でのお仏壇に礼拝したり、お墓参りなどと同じで、焼香に線香を用いるものです。

 遺族、僧侶と一礼し、焼香台に進んだあとは遺影に向かって一礼します。

 かるく手を合わせたら、右手で線香を1本取り、灯明に近づけ火をつけます。

 火を消す場合は、左手でかるく払うか、右手に持ったまま下にスッと引いて消します。けっして息で吹き消さないようにしましょう。

通夜ぶるまい

 通常お通夜で焼香が終わると案内係りの方が、通夜ぶるまいの席をご案内致します。

 通夜ぶるまいとは、故人の供養と、会葬者に対するお礼とお清めのための意味もありますので、遺族からすすめられたら、断らずに席につくのがマナーですが、ころあいを見て退席しても失礼にはなりません。

葬儀・告別式でのマナー

 通常、葬儀から告別式へと、二つは続けて行なわれます。

 葬儀が遺族、親族、近親者のみで行われるもので、告別式は、亡くなった人にお別れをするもので、一般の人も参列するものです。

 葬儀に参列する場合は、できるだけ早めに到着しておきまよう。

 受付でお悔やみを述べたら記帳し、香典も差し出しますが、お通夜で渡している場合は記帳だけで結構です。

 告別式だけに出席するのであれば、時間内に会場へ行き、係りの案内に従い焼香の順番を待ち焼香を終えます。

 告別式での焼香は、抹香焼香といい、粉末のお香をつまみ香炉に落としていくもので、いちばんポピュラーな焼香です。

 告別式などで会葬者が多い場合は、焼香に長い列ができることもあります。自分の番が近づいたら、スムーズに動けるよう用意をしておきましょう。

 自分の番がきたら心を込めて焼香し、故人のご冥福を祈ります。

焼香の仕方

1. 遺族、僧侶に一礼し、焼香台の前に進んだら遺影に向かってかるく一礼します。
2. 抹香を、右手の親指、人差し指、中指でつまみ、かるく頭を下げながら目の高さまでかかげたあと、香炉の上へと持って行き、静かにパラパラと落とします。
3. 一歩下がって合掌し、故人の冥福を祈ります。その場で深く一礼し、僧侶と遺族にも一礼して自分の席に戻ります。

出棺

 告別式が終わると出棺となります。

 出棺は、一般会葬者が故人を見送る最後の場です。焼香が済んだからといってすぐに斎場を出ず、急用でもない限りは、出棺を見送るのが礼儀です。

 霊柩車に棺が納められ、出発したら合掌、黙とうをして冥福をお祈りします。

 また、特に親しかった方は、遺族にすすめられて火葬に立ち会う場合もありますが、出棺したら係員の指定する車に乗って火葬場に向かいます。

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