認知症とは

困った顔

認知症とは、生後いったん正常に発達した種々の精神機能が慢性的に減退したり、或いは消失したりすることで、日常生活や社会生活を営めない状態になることをいいます。その点で、後天的原因により生じる知能の障害である知的障害(精神遅滞)とは異なります。

また、認知症というのは症状が集まった状態を指しており、病名ではありません。ですから、認知症といっても原因となる疾患や症状は様々です。原因となる疾患によって現れる症状が異なることもあり、中には、原因は違っても同じような症状があったり、複数の原因が重なっていたりすることもあります。

認知症とは、さまざまな原因によって脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったりすることでいろんな障害が起こり、正常な日常生活を営むことに支障がある状態のことをいいます。

認知症は、かつては痴呆症といわれていたのですが、その症状を持つ人の多くは高齢の人に多く、その「痴呆」という言葉にかなり抵抗があったようです。

なにか恥ずべき事のように感じ、そういった症状が自分自身や家族に表れても、隠してしまうという人が多くなり、大きな社会問題になりました。

発見が早ければ、重症にならずに済んだという人も多くあったことから、もっとソフトなネーミングをということで、最近は日本医師会では痴呆症と言わずに「認知症」と言うようになっているようです。

認知症とその予備軍はますます増えていく

しかし、いずれにしても今の日本は、確実に高齢化社会へと突き進んでいることは事実で、今後も認知症の患者が増えていくのは間違いありません。

現在でも推計で、65歳以上の高齢者のうち15%の人が、認知症を発症していると明らかになっています。

認知症の前段階である軽度認知障害(MCI)の高齢者も、約400万人いると推計されていて、なんと2025年には65歳以上の4人に1人が、認知症とその予備軍になるといわれています。

また、認知症の専門医の間でも見解に大きなバラツキがあり、MCIの患者数だけでも4人に1人をはるかに超えるという医者の声も多いようです。

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