肌老化

肌老化の4大原因

年をとり衰えていくことを老化といいます。それは私たちのはだにもいえることです。

みなさんご存知のように、赤ちゃんの肌というのはつきたてのお餅のようしっとりしています。そして若い人の肌はプルンとした張りがあります。

しかし、しだいに年齢を重ねていくと、だんだんその張りは失われ、ハリも艶もなくなり、シワも目立ってきます。これが「肌の老化」です。

肌老化は年齢によって起こる自然現象なのです。人の肌は25歳ぐらいを過ぎると、徐々に衰え始めます。これは避けて通れない宿命なので、文明や科学が発展している現在でもこれを食い止めることはできません。でも、肌老化を対策すれば、肌を年齢よりも若くキープすることは可能です。

そもそも肌はどうして老化するのでしょうか?

金属や繊維などをごらんになるとおわかりになると思いますが、ずっと使ってきたものは自然と衰えていきます。
外部からの刺激を長い期間受け続けてきたものは、みな疲労していくわけです。それと同様に、生まれてからずっと使い続けてきている肌も、少しずつ疲労してきているわけです。

私たちは持って生まれた肌の性質があります。年齢のわりに若く見える人、年齢よりも老けて見える人がいるのは、生まれ持った素質や遺伝子、また老化のスピードに個人差があるのもそのせいだと思われます。

確かにそれが肌老化の進度をある程度決めているといえます。
しかし、間違ってならないのは、決して「若く見える人は老化していない」という事ではないということです。
それ以外の外的要因によって、それぞれの老化の進度が大きく変わってくるのです。

それには、肌老化の4大原因といわれる「細胞の酸化」「皮膚の乾燥」「光老化」「皮膚の菲薄化」を知ることが重要です。

◇ 肌老化の4大原因

肌老化の4大原因には次の4つがあります。

  1. 細胞の酸化(フリーラジカル)
  2. 皮膚の乾燥(皮脂量の低下)
  3. 光老化
  4. 皮膚の菲薄化

予防には、先ず原因を知った上で、適切な対応をすることが重要になってきます。肌老化の4大原因を探ってみましょう。

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細胞の酸化(フリーラジカル)

金属が錆びる、食品や食用油などが変質するなど、物質は長時間大気中に放置されると酸化することはご存知かと思います。

それと同様に私たちの細胞や肌も金属や食品と同じように酸化していきます。

酸素は私たちの生命の維持に欠かせないものではあるのですが、その反面、体内に取り込まれた酸素の一部が変化した活性酸素は、脂質と結合して細胞を酸化させていく問題児でもあります。

特に活性酸素は太陽光の中の紫外線を浴びたり、大気が汚染された環境で生活したりすると、非常に発生しやすくなります。また、喫煙の習慣やストレスを感じたりすることでも、発生しやすくなります。

活性酸素には、健康な分子から電子を奪い取り、細胞の構成分子を傷つける働きがあります。そして、細胞のあらゆる部分にダメージを与えます。また細胞内の脂肪を傷つけることもあります。

皮膚が酸化すると「過酸化脂質」という物質が生成され、それが蓄積されていくと細胞にダメージを与え、真皮のコラーゲンなどを硬くして皮膚の弾力を失わせ、老化を進めていくのです。

細胞の酸化を防止するためには、活性酸素の発生を促してしまう、ライフスタイルの改善が不可欠となってきます。

できるだけ強い日差しを浴びないこと、禁煙をすること、ストレスを感じないような生活を心がけること、そしてバランスのとれた食生活が大切です。

皮膚の乾燥(皮脂量の低下)

皮膚は、角質層の3種類の成分で潤いを保っています。その成分は「天然保湿因子(NMF)」「角質細胞間脂質」「皮脂」の3つです。

●天然保湿因子(NMF)

天然保湿因子とは、角質細胞内に存在する肌が本来持っている天然の保湿成分で、尿素やアミノ酸類、乳酸、クエン酸塩から構成され、吸湿性がきわめて高く、一度とらえた水分をなかなか離さない性質をもっています。

角質細胞間脂質のセラミドに比べると保湿能力はそれほど高くありませんが、角質細胞中に水分を貯蔵し、角質細胞全体を潤わせて、しっとりした肌に保つ役割を持っており、肌保湿を促す重要な要素には変わりありません。

●細胞間脂質

細胞間脂質は角質細胞と角質細胞の間を埋めるようにして存在する脂質で、細胞と細胞を剥がれにくくする役目をしていることから、セメント物質あるいは接着物質とも呼ばれており、肌の内側の水分が蒸発するのを防ぐバリアーとして働いています。

また、細胞間脂質は層状に並んでおり、その層と層の間に少量ではありますが、水分をサンドイッチ状にはさむことで水分保持の役割も果しています。この細胞間脂質の代表がセラミドです。

●皮脂(天然の保湿クリーム)

皮脂とは毛穴の奥の方にある皮脂腺と言う場所から分泌される油のこと。 私たちの汗などの水分と皮脂が、アミノ酸などで乳化され弱酸性の皮脂膜を作り、皮膚が乾燥しないように肌を覆っています。これが「天然の保湿クリーム」と呼ばれる所以です。

しかしながら女性の場合、皮脂分泌は思春期から20代がもっとも活発で、それ以降は減少していきます。また、秋から冬にかけても皮脂分泌は減少していきます。つまり皮脂は年齢や環境によって作用されるというわけです。

また繊維芽細胞は絶えずコラーゲンやエラスチンを補給して、皮膚にはりや弾力をもたらしていますが、皮膚が乾燥することにより、繊維芽細胞の活動が鈍くなり、エラスチンやコラーゲンの生産が減少してきますので、皮膚の老化の原因となるシワやたるみなどを助長することとなります。

光老化

「光老化」という言葉はなじみが少ない言葉と思いますが、長い期間日光に当たり続けた、顔や首の皮膚にみられる変化のことをいいます。具体的には、シミ、シワ、たるみ、さらには「皮膚癌」をも発生させる原因ともなります。

紫外線はわずか数分間でも浴びると肌はダメージを受けます。その証拠に、ほとんど紫外線に当らない部分、たとえば腿の内側、お尻といったものは、若い人の肌も歳をとった人の肌もそう変わらない状態です。

これにより紫外線がどんなに肌にダメージを与えているのかがわかるでしょう。

★[UV-A]
UV-Aは生活紫外線とも呼ばれ、急激に肌に影響は与えませんが、浴び続けるとじわじわと影響をあたえます。知らず知らずのうちに光老化を促進させている主因は実はUV-Aなのです。

UV-Aがやっかいなのは紫外線の中で波長が長いため雲や窓ガラスも通り抜け、曇りの日や雨の日でも油断できないことです。

また家の中にいても注意が必要です。UV-Aは皮膚の奥深く真皮にまで届き、肌のはりを保つ役目のコラーゲンとエラスチンを壊してしまいます。このため皮膚は弾力を失ってたるみ、シワが発生することになります。また、さまざまな物質に反応しやすく、アレルギー物質を作ってしまうともいわれています。

★[UV-B]
UV-Bは肌の表皮にあるメラニン細胞を活性化させて、多量のメラニンを生成させる作用があり、「日焼け」や「シミ」、「シワ」を作りやすいのが特徴です。

波長が短いため肌の真皮にまで直接は届きませんが、腫れや痛みなどの著しい炎症を引き起こし、肌にダメージを与えます。

皮膚の菲薄化

年齢とともに肌弾力の元である、真皮層のコラーゲンやエラスチンの量が減少し、肌細胞を作り出す力も衰え、表皮も薄くなっていきます。このように、年齢を重ねるとだんだんと肌が菲薄化(薄く)なってきます。

そしてこれらと深くかかわってくるのが女性ホルモン。女性ホルモンは真皮のコラーゲンの生成を促進し、紫外線の影響を受けにくくするといわれています。

しかし、20~30代をピークにして、更年期を迎えると女性ホルモンの分泌はぐっと減って、コラーゲンの分泌量の低下や新陳代謝の低下を招きます。そして皮脂腺の活動が鈍くなり、皮脂(肌を柔らかく保つ天然の軟化剤)を生成する速度も遅くなります。その結果、肌がたるみ、若く、ふっくらとした柔らかさが失われていきます。

またこの時期、肌は刺激やアレルゲン、バクテリアに対する抵抗力が落ちてきます。そして肌が薄くなるので炎症が起きやすく感染症にかかりやすくなるといった弊害も出てきます。 さらに50代に入ると薄くなる速度が速くなり、そのため脂肪層が薄くなっていき、肌はますます傷つきやすくなって、さらに薄くなります。

また、加齢とともに、肌の弾力を保つ元のコラーゲンやエラスチンの量がしだいに減少してくるとともに、肌細胞を作り出す力が衰え、表皮も薄くなってきます。

このように、年齢を重ねると肌はだんだんと菲薄化してきます。女性は更年期を迎えると女性ホルモンのエストロゲン量が低下し、皮膚の脂肪層が薄くなり、同時に真皮も薄く変化してしまいます。

女性ホルモンは真皮のコラーゲン生成を促し、紫外線の影響などを受けにくくしているのですが、しだいに、皮脂腺の活動が鈍くなり、皮脂の生成スピードも遅くなってきます。それが、肌のたるみや肌の非柔軟性につながるわけです。