■ 保湿の基本ケア

◇ 保湿の基本ケア…潤いと保湿がキーワード

スキンケアの基本である保湿。何をやっても、肌が潤っていなければ、効果も半減します。

わたし達の肌の表面には、汗と皮脂が混ざりあってできた皮脂膜とよばれるクリーム成分があります。これはわたし達が本来持っているもので、いわば天然のクリームといえます。

実は、この皮脂膜こそがわたし達の肌の水分の蒸発を防いでくれているのです。

そして、角質細胞の中にある天然保湿因子という成分が、肌内部の水分を吸着して水分のバランスを保つ働きをしているのです。

また、角質の内部に存在するセラミドとよばれる成分は、バリアとなって水分の蒸発を防ぐと共に自らも水分を抱え込んで保つというとても重要な役割を果たしています。

皮脂膜と天然保湿因子、そしてセラミド。この3つの機能が正しく働くことで、肌は水分を保つことができ、みずみずしい肌の状態をキープすることができるのです。

洗顔は汚れも落としますが、残念ながら皮脂を落としてしまうことも事実です。

さあ、洗顔で綺麗になった肌に、保湿成分がたっぷり入った化粧水で角質層を潤し、そして補った水分が逃げないように、乳液やクリームでぴたっと蓋をしてあげましょう。

◇ 肌を潤わせてくれる成分

●セラミド

肌表面部分の0.02mmの薄い角質層にある成分で、角質層には、平たい角質細胞が重なり、その間を埋める脂質の約半分が「セラミド」です。

セラミドは、肌の保湿分の要で、肌から水分が逃げないように働きます。肌のセラミドが不足すると、ひどい乾燥状態になって、保湿ローションを塗っても効果が長持ちしなくなります。

冬場や、加齢年によってもセラミドは減ってきます。そのため、肌は保湿力を失って、乾燥肌になってしまいます。

そんなときこそ、セラミド入りスキンケアが有効になってきます。セラミドは肌なじみがよく、べとつかずに吸収されます。ポイントはセラミドが十分に入った化粧品を選ぶことです。

●ヒアルロン酸

たった1グラムでも、水6リットル分の保水力があるといわれる優れた保湿成分で、もともと表皮と真皮の両方に存在しており、角質層の細胞間をうめる役割を果たしているものですが、体中のヒアルロン酸は、成長とともに減少していきます。

ヒアルロン酸を補うことで、水分の保持能力を高め、コラーゲンとエラスチンの損傷を防いで、肌の張りと弾力を保つことができ、また、乾燥で保湿力が低下した肌をみずみずしく保つことができます。

●アミノ酸

角質細胞の中の、肌が本来持っている天然うるおい成分「天然保湿因子(NMF)」の主成分がアミノ酸です。この成分を補うことで、肌に潤いを保ち、肌を保護します。

実は、真皮を構成している要素で肌のハリや弾力を保っているコラーゲンやエラスチンなどもこれらもアミノ酸からできています。肌のさまざまな成分の元にもなり、アミノ酸にはさまざまな効果があります。