■ ダメージ肌の基本ケア

◇ ダメージを受けた角質層のケア

私たちの肌は、表皮・真皮・皮下組織と呼ばれるの3つの層からできており、私たちが普段触れているのは表皮の一番外側にある角質層という部分です。

その厚さはわずか0.02mm程しかありません。とても薄い半透明の膜で、それが何層にも重なってできています。

しかしその薄さからはとても考えられないほど、外界からの刺激からお肌を守ってくれる、いわばバリアともいえるものです。

この角質細胞は丈夫なたんぱく質でできていますが、夏の間に浴びた紫外線による日焼け、そして過剰な皮脂や汗の分泌などで疲れており、肌表面は受けたダメージの影響で角質も厚くなっています。

そのダメージを受けた肌に、増えたメラニンがとどまってくすんでみえたり、代謝がうまくできずに、古い角質が張りついて肌のキメが乱れたり、角栓ができてザラついた状態になっていくのです。

このような状態になったまま、いくら保湿に優れた化粧水を塗ったところで思うような効果は望めません

しかし、これを放っておくと、バリア機能が低下し肌の血行が悪くなり、ますます、悪化の道をたどることとなります。

ダメージを受けた肌の状態というのは、血液やリンパの流れが悪くなっており、いわゆる肌がこわばった状態にあるわけです。

ですから、スキンケアをする前にまず肌の血液の循環を整えることから始めましょう。こわばった肌をほぐすには、泡洗顔でゆっくりとマッサージしながら洗います。

また、紫外線を浴びた肌はくすんでザラつきがちです。ピーリングして古い角質ごとメラニンや角栓を取り去るようにしましょう。

◇ ピーリングとは

ピーリングは、古くなった角質を薬剤等によって融解し肌のターンオーバーを整え、肌本来の美しさを取り戻すことです

ターンオーバーとは、表皮細胞が生まれてから入れ替わる28日間の周期、つまり新陳代謝のサイクルのことです。

このターンオーバーが順調であれば、肌はいつも美しい状態を保てるわけですが、紫外線によるダメージや、ストレス、加齢などによって代謝が低下すると、肌のターンオーバーは大きく乱れてきます。

このような状態になってしまうと、古い角質がいつまでもはがれず溜まったメラニンの排泄ができなくなるだけではなく、古い角質が毛穴に詰まり皮脂の分泌量にも影響が出てしまいます。

本格的には美容外科での、ケミカルピーリングということになりますが、最近ではピーリング効果のある石鹸や化粧品など、家庭でも簡単にできて効果も期待できるものがあるので、ぜひ利用したいものですね。