■ 肌老化

◇ 肌老化 (肌老化の4大原因)

年をとり衰えていくことを老化といいます。それは私たちのはだにもいえることです。みなさんご存知のように、赤ちゃんの肌というのはつきたてのお餅のようしっとりしています。そして若い人の肌はプルンとした張りがあります。しかし、しだいに年齢を重ねていくと、だんだんその張りは失われ、ハリも艶もなくなり、シワも目立ってきます。これが「肌の老化」です…


◇ 細胞の酸化(フリーラジカル)

金属が錆びる、食品や食用油などが変質するなど、物質は長時間大気中に放置されると酸化することはご存知かと思います。それと同様に私たちの細胞や肌も金属や食品と同じように酸化していきます。酸素は私たちの生命の維持に欠かせないものではあるのですが、その反面、体内に取り込まれた酸素の一部が変化した活性酸素は、脂質と結合して細胞を酸化させていく問題児でもあります…


◇ 皮膚の乾燥(皮脂量の低下)

皮膚は、角質層の3種類の成分で潤いを保っています。その成分は「天然保湿因子(NMF)」「角質細胞間脂質」「皮脂」の3つです。●天然保湿因子(NMF)天然保湿因子とは、角質細胞内に存在する肌が本来持っている天然の保湿成分で、尿素やアミノ酸類、乳酸、クエン酸塩から構成され、吸湿性がきわめて高く、一度とらえた水分をなかなか離さない性質をもっています。角質細胞間脂質のセラミドに比べると保湿能力はそれほど高くありませんが、角質細胞中に水分を貯蔵し、角質細胞全体を潤わせて、しっとりした肌に保つ役割を持っており、肌保湿を促す重要な要素には変わりありません…


◇ 光老化 (ひかりろうか)

「光老化」という言葉はなじみが少ない言葉と思いますが、長い期間日光に当たり続けた、顔や首の皮膚にみられる変化のことをいいます。具体的には、シミ、シワ、たるみ、さらには「皮膚癌」をも発生させる原因ともなります。紫外線はわずか数分間でも浴びると肌はダメージを受けます。その証拠に、ほとんど紫外線に当らない部分、たとえば腿の内側、お尻といったものは、若い人の肌も歳をとった人の肌もそう変わらない状態です。これにより紫外線がどんなに肌にダメージを与えているのかがわかるでしょう…


◇ 皮膚の菲薄化(ひはくか)

年齢とともに肌弾力の元である、真皮層のコラーゲンやエラスチンの量が減少し、肌細胞を作り出す力も衰え、表皮も薄くなっていきます。このように、年齢を重ねるとだんだんと肌が菲薄化(薄く)なってきます。そしてこれらと深くかかわってくるのが女性ホルモン。
女性ホルモンは真皮のコラーゲンの生成を促進し、紫外線の影響を受けにくくするといわれています。しかし、20〜30代をピークにして、更年期を迎えると女性ホルモンの分泌はぐっと減って、コラーゲンの分泌量の低下や新陳代謝の低下を招きます。
そして皮脂腺の活動が鈍くなり、皮脂(肌を柔らかく保つ天然の軟化剤)を生成する速度も遅くなります。
その結果、肌がたるみ、若く、ふっくらとした柔らかさが失われていきます…